今年1月上旬のこと。警視庁池袋署管内の郵便局ATMから現金を引き出そうとした詐欺グループメンバーが、署員に任意同行を求められた。警察関係者が事件の概要を打ち明ける。

「この詐欺グループは、無作為に全国の個人卓へ電話をかけて、『パチンコ必勝法』の情報科目名で現金をだまし取る手口を繰り返していたと見られる。被害者の一人で北海道在住のある男性が、計約五十万円を詐欺グループの指定する口座に振り込んでしまったため、地元の警察に被害届を出していた。犯行に使われた口座に網を張ったところ、都内で現金引き出し役の、”出し子”が引っかかった。」

パチンコ攻略法を謳った振り込め詐欺といえば、このほど警察庁から、「準暴力団」にしていされた関東連合グループの資金源であったことでも知られる。連行された出し子は口座の名義人ではなく、後に口座の所有者である別の四十二歳の男が出頭。一月十日に詐欺容疑で逮捕された。取り調べが行われた席上、その男が告白した素性は、所轄署の担当課を騒然とさせる事になる。「被害者は自ら過去の少年事件の主犯であった事実を訥々と語り始めた。聞いて欲しいといった感じで、調べられて後で騒がれるより、自分から先に明かした方がマシと判断したのだろう」(同前)
男は、約二十五年前、全国を震撼させた足立区綾瀬の女子高生コンクリート詰め殺人事件の主格犯、元少年Aだった―――。


≪中略≫

黙秘を貫いて不起訴処分に

一方、冒頭の振り込め詐欺事件で逮捕された当のAは、この件については黙秘を貫き、結局、一月三十一日に不起訴処分となって釈放されたという。

「この詐欺グループは素人集団に近く、自分の口座を、提供していた事からも、Aはグループの中でも末端の役回りだったとも言える。振り込め詐欺自体は犯罪件数が非常に多く、末端要因が口を割らなければ突破口もない為、不起訴になることも少なくない。Aも黙秘を通したが、刑務所生活が長かったせいか、再びムショに送り返される事を極度に恐れていた。」(前出・警察関係者)

Aは出所後、どのような生活を送り、なぜ振り込め詐欺の容疑者に成り果ててしまったのか。
「少なくとも逮捕時点では定職に就いていなかったが、仕事先を探そうとしていたようだった。金に困り、アルバイト感覚で振り込め詐欺に加担した可能性もある。住所も不詳だったが、東京近郊で暮らせていたのではないか。」(同前)

非道の一言。道を外したものがまた人道に戻れるのか。
これは賛否両論、永遠の議題ですね。(Motor)

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